柳生十兵衛(用語:氷室の天地)
 英雄史大戦のカード。
 固有能力は『水月刀』。柳生流刀術の極意の一つに『水月』というものがあり、これからきているものと思われる。なお水月とは左足だけが間境い(一足一刀の間合い)を越えることで相手の攻撃を届かせず、その足の甲が相手の動きを水面に映った月のように捉え、目で相手を見る事なく観る、というものらしい。


約束された勝利の剣(対城宝具)
 エクスカリバー。光の剣。アーサー王のシンボルにしてセイバーの宝具。人造の武器ではなく、星に鍛えられた神造兵装。宝具として最強に最も近いとされ、聖剣というカテゴリの中では頂点に立つ。剣としての性能を重視しているため、華美な装飾はほとんど施されていない。
 人々の“こうであって欲しい”という想念が地上に蓄えられ、星の内部で結晶・精錬された“最強の幻想(ラストファンタズム)”。栄光という名の祈りの結晶。星の触覚たる精霊に管理されていたが、一時的に人の王の手に渡る。
 所有者の魔力を光に変換し、収束・加速させることにより運動量を増大させ、神霊レベルの魔術行使を可能とする聖剣。指向性のエネルギー兵器。第三者からは巨大な光の帯に見えるが、実際に攻撃判定があるのはその先端のみであり、光によって形成された“断層”が通過する全ての対象を切断する“究極の斬撃”である。その膨大な魔力は先端以外にも熱を持たせ、結果として地上を薙ぎ払う光の波と取られる。
 セイバーの総魔力に匹敵する膨大なエネルギーを一気に解き放つ必殺奥義にはどうあっても両手での振り抜きが必要。


約束された勝利の剣(対城宝具:Fate)
 エクスカリバー。黒い極光の剣。黒セイバーの宝具。
 所有者の魔力を変換する増幅器であるため、黒化したセイバーの聖剣の光も黒色になっている。湖の妖精にヴィヴィアンとモリガンが並存するように、この聖剣にも善悪両方の属性を持つ。


役割(用語)
 →クラス


山崎(人名:hollow)
 穂群原学園弓道部員。男子。


YAMAHA V-MAX(用語:Zero)
 正式名称はVmax。アメリカではVmax12の名称で販売された。エンジンは水冷4ストロークV型4気筒1,200cc。発表当時、その加速力はポルシェをも凌ぐと言われ、ドラッグレースの距離0〜1/4マイルまでの到達時間は10秒台に到達する実力を誇った。燃料タンクやエアダクトはダミーという、奇抜なデザインも人気になった。
 Vブーストシステムと呼ばれる装置を搭載していることが特徴。エンジンの回転数が6,000回転を超えた辺りからキャブレター下部のバタフライバルブが開き始め、8,500回転で全開となり、1気筒当たりツインキャブに変化。高回転時のみ大口径キャブレターを装着した状態を作り出し、多量の混合気をシリンダー内に積極導入する仕組みである。ただし後に発売された国内仕様の車体には、馬力規制の関係上、採用は見送られた。
 第四次聖杯戦争時に衛宮切嗣が騎乗スキルと魔力放出スキルを持つセイバーによる運用を前提とした限度外の改造を施したものを用意し、セイバーはライダーの追跡にそれを使用した。
 その改造とはエンジン排気量を1400ccにボアアップし、吸気系やツインターボチャージャー、ニトロチャージャー、駆動系の強化を全面的に施したもので、最終的に重量300kg超、出力250馬力を上回るものとなっている。最高時速400km/hを超えるこれはもはや人間が運用することなど不可能である。人間が乗ることを度外視して出鱈目なチューニングを施してあるため、常人が扱おうにもクラッチを繋いだ時点で処刑装置として機能する。
 セイバーが限界性能で疾走させ続けたため崩壊しかけるが、車体に鎧を纏わせて風王結界を正面に鏃型に展開させることで車体の補強と空力特性の獲得を成した。
 冬木市民会館の地下駐車場でバーサーカーにより破壊される。

以下にカナダ向け2007年モデルVMX1200の諸元を列挙する。

 エンジン
 種類:4ストローク・水冷・DOHC・4バルブ
 気筒数・配列:V型4気筒
 総排気量:1,198cc
 内径×行程:76.0×66.0mm
 最高出力:99.3kW(135PS)/8,000rpm
 最大トルク:117.7N・m(12.0kgf・m)/6,000rpm
 始動方式:セル式
 変速機形式:リターン式5段
 二次減速機構:シャフトドライブ
 二次減速比:21/27×33/9(2.852)
 気化器:キャブレター
 燃料タンク容量:15.0L

 車体
 全長×全幅×全高:2,300×795×1,160mm
 シート高:765mm
 軸間距離:1,590mm
 乾燥重量:263kg

 懸架装置
 前:テレスコピックフォーク
 後:スイングアーム

 制動装置
 前:油圧ダブルディスク
 後:油圧シングルディスク
 前:110/90-18MC(61V)
 後:150/90-15MC(74V)


矢よけの加護(技能:Fate)
 飛び道具に対する防御。
 B:狙撃手を視界に納めている限りどのような投擲武装であろうと肉眼で捉え、対処できる。ただし超遠距離からの直接攻撃は該当せず、広範囲の全体攻撃にも該当しない。


ヤンキー殿下(俗称)
 槻司鳶丸のあだ名。裕福な家庭に育ったお坊ちゃんで容姿端麗だが、そのイメージをひっくり返すほどガラが悪いことから付けられた。



  


湯あがりスナイパー(用語:氷室の天地)
 Jポリスの『THE クイズ SHOW』のジャンル『オヤジ系まんが』のクイズの答え。


ユーブスタクハイトの判子(用語:花札)
 詳細不明。多分セラとリーゼリットに届いた温泉の招待状に捺されていたアインツベルンの紋のこと。


ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン(人名/魔術師:Zero)
 アインツベルンの八代目当主。八代目を継いでからは『アハト』と呼ばれている。生きている石版のようなもの。延齢に延齢を重ね、第四次聖杯戦争の時点では二世紀近く生きており、ユスティーツァの時代こそ知らないものの、第二次聖杯戦争の時代からアインツベルンを率いている。
 第四次聖杯戦争終結後、幾度もイリヤスフィール・フォン・アインツベルンを救出しに来た衛宮切嗣を悉く黙殺し、森の結界を開けなかった。第五次聖杯戦争当時も存命。


勇猛(技能:Fate)
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。また格闘ダメージを向上させる効果もある。
 A+:バーサーカー。ただし狂化しているために能力を発揮できない。


幽霊(用語)
 死後もこの世に姿を残す、卓越した能力者の残留思念。またはその空間の記憶のこと。
 後者は純粋な記録で、魔眼憑きか血縁関係などの近しい者にしか視ることはできない。霊は身体を持たず、霊を傷つけられるのは霊だけ。ただし直死の魔眼はそれを殺しうる。


幽霊船団(用語)
  死徒二十七祖の8位、白騎士ヴラドの固有結界パレード? 死徒二十七祖の14位、ヴァン・フェムの魔城のうちの第五城マトリを攻め落とした。


幽霊洋館(地名:hollow)
 冬木市にある洋館。第三次聖杯戦争に参加した当時のエーデルフェルトの当主姉妹が郊外の森に城を持っているアインツベルンへのあてつけとして建てたのだが、彼女らは尋常ではないほど仲が悪かったため、ほとんど同じ建物をそれぞれ別に建てた。現在、建物そのものは魔術協会に委譲されている。
 妹が建てたほうは新都の冬木教会よりも奥まった森の中に建っている。持ち主は六十年前の第三次聖杯戦争で戦死した。
 姉が建てたほうは深山町の遠坂邸の近くにあり、こちらがバゼット・フラガ・マクレミッツの隠れ家になっていた。


ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン(リズライヒ・ユスティーツァ・フォン・アインツベルン)(人名/ホムンクルス:Fate)
 二百年前に聖杯戦争を立案し、大聖杯の礎となった当時のアインツベルンの当主。人間体ではなく大聖杯の炉心となるためだけに生まれた魔術回路。マキリ臓硯と遠坂永人を従えた、冬の聖女と歌われた大魔道師。
 大聖杯の中心には未だ彼女が納まっている。クレーターの表面に敷き詰められた直径一キロメートルに及ぶ回路は彼女の魔術回路を拡大・増殖させたもので、一つの人体によって構成された小宇宙。
 本編ではリズライヒ・ユスティーツァ、side materialではユスティーツァ・リズライヒと表記される。


湯内犬一(人名:ネコアルク)
 ゆない けんいち。
 ネコアルクTHE MOVIEの主人公。人間とウェアキャットの争いを止めようと奔走する好青年。一年の大半を部屋の中で過ごす健康不良優良青年。
 日本を代表するトップブリーダーだったが、たまたま購入したエロゲー(ヒロインがイヌミミ)にどっぷりはまり、現在では引きこもって一日一本エロゲーをクリアする毎日。しかしそれでも年間に発売されるすべてのゲームをフォローできないという地獄。『イヌミミ』に異常なこだわりを見せるという特殊な性癖を持つ。
 新聞勧誘、宗教勧誘、町内会勧誘など様々な出会い(ただし玄関越し)を経て、このままではダメだとかつての自分を取り戻す。
 未曾有の危機から人類を救うために勇敢に立ち上がるが、まずは外に出るところから。人類と猫はもう分かり合えない。彼らの対立を止めるのは第三勢力であるイヌミミ萌えしかないのでは、と奔走するのだが。


ユナイテッド・わん(用語:ネコアルク)
 イヌ精霊の偉大なる神。を騙るチワワ。全長一万年と二千年……と見せかけて10cmに満たない小型神。ゴールド仕様。
 劇場版では色々と暗躍している描写こそあるものの、出番は1カットもない。
「なぜあたしを助けるクソイヌ!」
「ふ。人類を滅ぼすのは我々の使命。それを外宇宙からやってきたバクテリア如きに譲れようかクソネコ」
 わりと仲のいい二人であった。


指輪(用語:月姫)
 シエルが遠野志貴にお守りとして渡した古ぼけた指輪。


指輪(用語:氷室の天地)
 氷室鐘のクローゼットに仕舞われていた指輪。彼女自身この指輪の存在を知らなかったが、母である鈴はこの指輪の意味を知っている。
 ボロボロの包装紙に包まれており、かなり古ぼけている。シンプルなシルバーリングで石も模様もなく、鈴の趣味とは異なっており、まして氷室道雪のものではないと思われる。


(俗称)
 埋葬機関におけるシエルの異名。埋葬機関で唯一銃器を使用することから。
 シエルはかなりの火薬好きで、第七聖典をパイルバンカーにしたのは趣味以外の何物でもない。銃器をぶっ放すのが快感らしい。


(武器)
 矢をつがえて射る武器。木や丈などを材料とした弓幹に弦を張ったもの。
 第五次聖杯戦争におけるアーチャーが投影し使用したものは洋弓のような形状で、射法も手の甲側に矢をつがえる中世以降のヨーロッパ式。
 アーチャーのものを手本に衛宮士郎が投影したものは和弓のような形状で、幾分単純化されており、射法は掌側に矢をつがえる日本式。


弓塚さつき(人名/死徒)
 遠野志貴のクラスメイト。中学二年生の頃に体育倉庫に閉じ込められていたところを志貴に助けられ、以後志貴にあこがれていた。なお中学時代から何度か志貴とクラスメイトになったことがあるが、肝心の志貴は憶えてすらいなかった。
 その人のことしか考えられなくなるほど情が深く、思い込んだらとことんまで突っ走るのだが、内気な性格からいつも遠くから見ているだけにとどまっている。
 生活力はほとんどないが、なぜか周りから色々と貰える。実は甘え上手。人間としては平凡。クラスメイトに気を使ってばかりだった。好きな歌は『文学といふコト』で使われていた原田知世の歌。
 18代目のミハイル・ロア・バルダムヨォン(遠野四季)に噛まれて死徒になる。肉体的・霊的ポテンシャルがずば抜けていたためにロアに噛まれてから半日ほどで蘇生し、吸血行為を行っていた。そのポテンシャルは初代ロアに匹敵するほどであり、生きながらえていれば死徒二十七祖の番外位を継いでいただろう。
 効果範囲内のマナを吸収する固有結界『枯渇庭園』を持つという。実力では猫アルクに劣るも、不意打ちでなら何とか勝てる。
 ちなみに月姫の弓塚は『吸血鬼になった』、MELTY BLOOD Re・ACTの弓塚は『吸血鬼になってしまった』弓塚である。そのため後者の弓塚は死徒化したもののなんとか人間サイドにとどまっているという半人前吸血鬼である。後に同じ悩みを抱えたシオン・エルトナム・アトラシアと意気投合して路地裏同盟を結成する。吸血は一週間に一回、200ccで済む。路地裏同盟一の力持ち。夜のパトロールをしている。『夢を掴むさっちんアーム』と元気よく言うといいことがあるとネコアルクに言われ、信じている。


(用語)
 都合のいいもの。美しいもの。残酷なもの。
 遠野志貴は元から夢を見ない。遠野の屋敷に帰ってからは頻繁に見るようになるが、それは志貴の意志ではなく外界の影響によってである。


夢枕にゃにゃにゃ(人名:AATM)
 おそらく作家の夢枕獏のこと。両儀式が月姫を語った際に引き合いに出された。式いわく『飯食べて女やって喧嘩やって飯食べて……の無限ループ』だが、当然ながらそれはとりわけ極端なもの。


ユリフィス(用語/組織)
 降霊科。時計塔における学部の一つ。ケイネス・アーチボルト・エルメロイが生前に一級講師を勤めていた。



  


妖精(用語)
 本来妖精は自然の触角として捉えられる概念で、人に知覚できるものではない。だが人間の想像図を外殻にして生まれてしまう妖精も稀に存在する。自然な妖精は幻想種ではあるが、悪魔などの実像幻想ではなく生物の系統樹に連なる。子鬼や赤帽子がある意味で純粋な妖精。
 本物の妖精は人間にも知覚できるほどの規模になると精霊と呼ばれる。妖精・精霊もその基盤は魔術ではなしえない神秘。
 魔術師が使い魔として作り上げるものもいるが、妖精を使い魔にすると術者が使役されてしまうことが多いので、このケースは滅多にない。いるとしたらそれは一流の術者。
 本物の妖精による子供のすり替えにおいては数年後に子供を親元に戻すが、子供は白痴になっているケースがほとんど。


妖刀・三味線丸(武装:ネコアルク)
 グレートキャッツビレッジに伝わる破滅のポン刀。これ一本でGCVを三度は滅ぼせる。
 現在はとあるゲーム会社のチーフグラフィッカーの机の傍らに放置されているとか。


抑止の守護者(用語)
 カウンターガーディアン。純粋なる英霊のこと。


抑止力(用語)
 現在の世界の延長を目的とする力。集合無意識によって作られた安全装置。
 地球が持つ生命延長の祈りであるガイアと霊長が持つ破滅回避の祈りであるアラヤがある。
 ガイアの抑止力は人間の世を存続させようとするが、世界が無事ならば人間などどうなってもよいという結論を持つ。ガイアの怪物たるプライミッツ・マーダーがこれにあたる。
 人間全体が生み出すアラヤの抑止力は、星さえも食い潰して人間の世を存続させようとする。こちらはカウンターガーディアンであり、既に発生した事態に対してのみ発動する。世界を滅ぼす要因が発生した瞬間に出現してこの要因を抹消する。
 抑止力自体はカタチのない力の渦で、絶対に勝利できるよう抹消すべき対象を上回るように規模を変えて出現する。大抵は抑止力によって後押しされた『一般人』が滅びの要因を排除し、結果として『英雄』として扱われる。アラヤ側の抑止力によって英雄になった人間は、その死後はアラヤに組み込まれる。
 無意識から生じたものであるために発生しても誰の眼にもとまらず、誰にも意識されることはない。


四日間(用語:hollow)
 →第三次聖杯戦争の再現たる四日間




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